開校記念日について
2019年10月24日 07時50分10月26日 は 開校記念日 です。
本校の歴史は、住友鉱山四阪島煙害賠償に伴う公益事業資金特別寄付行為に関係があった今治市及び越智郡波方町他34箇町村が組合を組織し、大正14年10月10日に創立の許可を申請し、同年11月5日に組合立越智中学校(就業年限5年)の設立が許可されたことに始まります。大正14年頃の今治地域は中学校入学難が頂点に達しており、中学校増設を希望する声が大きくなっていた頃でもありました。
大正15年4月1日、組合立越智中学校開校式を兼ねて第1回入学式が挙行され、105名の生徒が入学しました。
同年10月26日に本館その他の落成式を挙行したことから、10月26日を開校記念日と定めました。
初代校長は村越銃之輔先生です。村越先生は、札幌農学校(現北海道大学)の卒業でもあり、クラーク博士の”Boys, be ambitious”の精神を本校の生徒にも受け継いでほしいとの思いで、本館に時計塔が設置されました。現在の時計塔は3代目で、初代と2代目の時計盤は、本校で大切に保管されています。
また、村越銃之輔先生は新渡戸稲造先生の愛弟子でもあったことから、本校の校長室には、新渡戸稲造先生の「いそがず たゆまず(Ohne Hast Ohne Rast)」の額が飾られています。
その後越智中学校は、昭和19年には県立移管により愛媛県立越智中学校と改称、昭和24年には学制改革により愛媛県立今治南高等学校と改称され、現在に至っています。
【 ヒストリーギャラリー 】
初代校長 村越銃之輔先生
「いそがず たゆまず(Ohne Hast Ohne Rast)」
初代時計塔文字盤 2代目時計塔文字盤